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2013年2月22日 (金)

FEM関連書レビュー 「図解 設計技術者のための 有限要素法はじめの一歩」

今回はキャドラボ栗崎さんの本
「図解 設計技術者のための 有限要素法はじめの一歩」
(栗崎 彰 著 講談社 2012年)
です。

それではまず勝手な採点

FEMソフト開発者向き・・・★
ベンダーサポートエンジニア、コンサルタント向き・・・★
CAEエンジニア向き・・・★★★
設計開発技術者向き・・・★★★
難易度:初級

一言まとめ:初心者向きノウハウ本

ベンダーセミナーや他の有限要素法の本では初心者が理解するのが難しいところや、初心者が陥りやすい罠の部分について特に詳しく書いています。

初めの部分に書いていますが、実際の製品の解析を始める前に最短最速で必要最低限をカバーできるようになっています。

それだけに逆を言ってしまえば、この本単独でFEMを理解する、には少し内容的に不足していますが、とりあえずベンダーのセミナー受けて、FEMソフトでCAE始めたけど、なんかうまく行かないな、という方にはいい本です。

立場別で私の見解を言うと、
-設計開発者でたまにしかCAEを使わないという方は、ベンダーのセミナーのほかにこの本を読んでおいて、気になるところがあれば他の参考書も見てみる、という使い方をすればよいと思います。
-CAEユーザー専任者は、この本のみでは不足ですし、逆にこの本くらいのことは当たり前として知っていて欲しいです。
-CAEベンダー担当者は、もう少し難しい本でマスターしましょう、と言う意味であえて星を減らしました。
という感じでしょうか。

この著者が言われている、「正しい解析には座学が必要」というのは、それは間違っていないと思いますが、何を持って正しい解析とするのか、また何の座学がどこまで必要なのか、というのはキチンと考えておくことが非常に重要です。
そのあたりの議論が世の中欠けていて、CAEがいまひとつ浸透していかない理由になっているような気もします。。。特に「正しい解析」を突き詰めると、CAEの世界を越えて「設計開発とは何か」まで考えないといけないと思っています。
それについてはまたいつかどっかでブログに書きます。たぶん。

 

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