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2011年2月13日 (日)

CAEは設計検証できますが問題点発見は難しいです。。。


前々回、前回でのべたことをまとめると、

-CAEを行うためには問題点抽出が必要

-問題点を抽出する仕事は設計者の仕事

ということです。


しかし、問題点抽出は非常に難しい仕事です。

たいていの製品開発はどこかでFTAやFMEAやそれに類似するレビューを行っているとは思うのですが、

それこそ技術的経験がないとあらかじめ不具合をつぶすと言うのは相当難しいです。

そこで、CAEにお願いして、なんとかしてもらおう、ということで、解析依頼する方が多いと思うのですが、

残念ながらそれに対してCAEそのものだけでは答えを出すことはできないでしょう。


経験豊富なCAE技術者の中には、こういう依頼にきちんと対応できる方もいます。

そういう方で、私が知っている多くの方は、設計者から話を聞き、自分の中で不具合原因を検討し、解析を始めます。

結果レポートを見るとCAEで原因が突き止めたような形になっているのですが、

実際は解析者がこれが原因と言うことを決めから、そのシナリオに合うように、解析結果を出していると思います。

よって、それはCAEによって客観的に判断されたと言うより、CAE担当者が主観的に出した結果と言った方が妥当といえるかも知れません。

「それはCAEの結果としてインチキではないか」と言われる方もいるかもしれません。

CAEを頼んだのに、私見でないかということなのですが、私はそれはインチキではなく、正しい道だと思っています。

CAE屋さんではなく、機械設計コンサルタントに頼んだと思えばよいのです。

実際、優秀な「CAE技術者」と言われている方は、CAEのみの技術者ではなく、
広く機械設計技術に精通した「機械設計コンサルタント」と呼んでいいと思いますし、実際そうだと思います。

でも、設計開発者であればそのようなコンサルタントに頼まなくても、キチンと設計問題点の抽出ができるようならなくてはいけないと思います。

そうすれば余計なCAE技術者とよばれる機械設計コンサルタントは要らないのです。
(もちろん設計するときは多くの方の意見を聞いた方が良いというのはありますが、基本として。。。)


設計開発者が製品に関する勉強がきちんとできていれば、問題抽出ができるはずです。

問題抽出ができれば、モデルの条件設定(解析方針)を立てるのはそんなに難しくないです。

この点設計者ができればCAE屋さんはこの部分では不要になります。

CAE屋さんにとっても別の仕事ができるので、悪いことではないはずです。。。


ただ、実際は、

設計開発者も素人

CAE屋も素人

という最悪?の組み合わせが少なくないように見えます。

設計開発者はどこが問題点か分からないまま解析依頼をして、

CAE屋さんもあいまいなまま解析を行い、結果はでたはいいが、なぜそうなったかまったく説明できない、

という状況がそうです。

このような組み合わせでCAE解析しても、設計開発にあまり効果が出ませんし、間違ってしまう可能性も高いです。

しかし、たいていはベテラン技術者がレビュー、チェックしていて問題になる前にやり直させますので、問題はそうおきないようです。

まあ、最初からプロはいないので、対策は上記の通りベテラン技術者が一つ一つ教えていくしかないのですが、ベテラン技術者もリストラで減らされ、残っている人も忙しく十分な指導ができるのかが心配な状況になってきたような気がします。。。。








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