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2011年1月

2011年1月31日 (月)

モデル指針をつくることはCAEではない?!


CAEを使う技術者が以前に比べここ数年で増えてきているようです。

ここ数年研究所みたいところに閉じこもっていて、去年くらいから外に(?)出てきたのですが、

まあ、ソフトハードの性能が上がったということや、

製造業の競争が激しくなって少しでも差別化したいという動きも関係しているのか、

ともかくCAE使う方が増えてきているようです。


CAEに理解ある方も増えてきているので、結構なことなのですが、

その一方とりあえずやらされている感満載、の人も増えてきています。。。

相談に来るのが


設計者「○○(製品名)のシミュレーションしたいのだけど」

私「応力シミュレーションですか?」

設計者「う、うん。。。まあそうかな。。。」

私「どこがどのように壊れるか予想できてますか?」

設計者「なんか弱くなって壊れるんです。。。」

その後30分ヒヤリング。。。。


で、さらに後でその設計者の上司に聞くと話がぜんぜん違ったりします。。。

そして仕舞には、

「CAEって難しいですね!」


どこがどう壊れるかを予測検討するのは

CAE以前の問題で

設計のための問題抽出ができているがどうか、という話です。

この作業は基本的にCAEではできません。
(「全部丸ごと解析」でやろうという動きはありますが、まだ実用的には難しいです)

FMEA的なことを行い、あらかじめ設計の問題点を抽出しておかないと、CAEは役に立たないのです。

また、問題点抽出が不完全な状態でCAEを行おうとすると、結局CAE技術者が問題点を色々指摘することになり、それらをシミュレーションすることになります。

が、設計者ほどは製品に精通していないので、

的を得た解析になるかどうかが分かりません。。。


つまり、設計の問題点の抽出は、製品のことが分かっている設計者で行うのが一番良いのです。

ただし技術者が経験不足で見落としている場合もあるので、解析屋さんはチェックに協力することはできます。

しかし、問題点抽出自体はは解析屋さんの仕事ではありません。


問題点さえ抽出できれば、モデルの指針作りは簡単です。

ある程度解析の経験があれば、解析専門家でなくても、設計者でもできるはずです。

ソフトの設定をどうするかがわからなくても、解決すべき問題点がはっきりしている場合は、

解析専門家に聞くか、専門家がいなければベンダーサポートに問い合わせれば的確に答えてくれるはずです。


逆に、的確な答えが得られない場合は、解決すべき問題が明確になってないのかもしれません。。。









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