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2008年4月12日 (土)

設計開発へ組み込まれたCAEへ(15)

もう一つ欧米の特徴として、個々の仕事の範囲が明確に定義されているということがあげられる。 自分の仕事として与えられたもの、もしくはやりますと宣言したものに関して100%やりとげることが重要である。 そのため専門性が重要視され、エンジニア同士(それ以外の職業も、かもしれない)の初対面の挨拶では、まずお前の専門は何か、ということが必ず聞かれる。 ただし、自分の仕事の範囲外のものに関しては、非常に優先順位が低い。 これらは、いわいる「個人主義」がベースになっているのかもしれない。 個人主義といえば、欧米は人間関係も非常にドライである。 ドライというとあまり、良い印象はしないが、決して悪い意味だけではない。 例えば、会議で仕事について大げんかしても、会議が終われば談笑しているのである。 (腹の底はわからないが) ところで、PDM(プロダクト データ マネージメント)システムというのがあるが、これは欧米人にとって非常に使いいい考え方である。 つまり、 デザインの専門家が行ったデザインをPDMに入力し、 それを見てCAD設計の専門家が設計した図面を入力して、 CAEの専門家がシミュレーション結果を入力して、 実験専門家が実験結果を入力して、 ..... 最後にマネージメントの専門家がこのシステムを見ながら状況を把握してプロジェクトを進める。 としたら、それぞれ専門の仕事に集中し、あとはPDMシステム上のデータを見るだけで、ものづくりができてしまう。 工場で試作品を作るオペレータ以外は、実際にものを見る機会が全くないかもしれない。 実際、外国の企業はこのようなやり方で製品開発を行っていることが多いような気がする。 このようなやり方を否定するつもりは全くないのであるが、それを日本に取り入れるという話になると、いろいろ考えなければならない点があると思う。

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