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2008年2月17日 (日)

設計開発へ組み込まれたCAEへ(10)

ところで、ここで疑問点があると思う。

一つ目は、依頼者から結果を聞いてシミュレーションするというのであれば、あまりシミュレーションの意味がないのではないかということである。

これは、依頼者が自分の案にいくら自信があったとしても、周囲を説得するためには何らかのデータが必要になるので、そのひとつとしてシミュレーションデータを用いるのである。

たとえば試作段階であれば、試作に必要な予算を得るためには、シミュレーション結果を示してうまくいきそうだということを示せば、話が通りやすいであろう。

また、試作がうまくいった場合でも、より一層信頼性を確認するためにシミュレーションをあわせて行う必要もある。

この時に設計者のアイデアの逆のシミュレーション結果が得られたり、試作結果と逆のシミュレーション結果が得られた場合は、慎重に示す必要がある。

もちろん、開発者のアイデアや実際の結果に無理やりシミュレーション結果を合わせる必要はないが、なぜ違いが出るのかを、理論や過去の事例を並べて、論理的に説明する必要がある。

アイデアや試作結果とシミュレーション結果に違いがあって、シミュレーションのほうが正しかったとしたら、それは大手柄となるが、シミュレーションの結果をアイデアや試作結果と無理矢理あわせて、それで失敗したら開発者とともにシミュレーションの信頼は失われてしまう。

いずれにしろ、シミュレーションがこのような使われ方をすると、開発期間や費用の面で非常に大きな貢献となるが、その分責任も大きくなる。

さてもうひとつの疑問点として、開発者のアイデアは信頼できるのか、もしくはアイデアがない開発者がいるのでないかということがある。

これについては、また次回以降考えていこう。


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