無料ブログはココログ

Twitter

  • Twitter

« 2005年9月 | トップページ | 2006年2月 »

2006年1月

2006年1月30日 (月)

CAE技術者は生き残れるか!?(9)


何かと忙しくてしばらく休んでしまったが、また気ままに再開。

今回から少しCAEソフトとソフト会社について語りたい。

CAEベンダー会社は、他の製造業に関するソフトベンダーに比べて儲からないといわれている。

もちろん、ユーザーは安くはないソフトの保守料金を払っているため、堅実に経営しようと思えば、着実に利益を上げられるはずである。

ところが、CADやPDMなどやっているベンダーに比べてユーザー数が少ない、つまり市場が小さいため、どうしてもそれらのベンダーに比べて会社の成長性に劣ってしまうと見られる。

特に米国に上場している会社は、たとえ黒字であっても成長性が乏しいとなると投資家とって魅力がないため、株価対策に追われるということになる。

そこで画期的なものを開発して株価をあげていただくとユーザーにとってもありがたいのであるが、どうも投資家受けのよいパッケージ商品が発表されてしまう。

それは確かに発表どおりの内容ではあるが、ユーザーから見ると従来の技術の焼き直しのようなあまり進歩のないものが多いように見える。

確かにハードウエアがよくなったので、解析時間は短縮し、大規模モデルもPCである程度とけるようにはなったが、昔からある操作が難しいとかモデルを作るのに時間がかかるとかいう根本的問題はあまり解決しないように見える。

たぶんこの昔からある問題を解決するには、まったく新しい思想でCADとのインターフェースやメッシュ切りソフトを作るとか、構造解析であればメッシュを切らなければならない有限要素法をあきらめてメッシュレスのソルバーを開発しなければならないのであるが、それらはいまだ研究レベルであり、ほとんどの大手ベンダーはその様な開発には力を入れていないように見える。

また、構造解析では有名どころのソルバーはここ20年、まったく変わっていない。
いつまでたってもでてくる名前は、振動ではNastran, 非線形陰解法ではABAQUS, MARC, ADINA, 陽解法ではDYNA, PAMCRASHといったところだろうか。

もちろん、これらのソフトは最初からかなり完成度が高かったといえるが、ハードウエアが進歩し、ソフトウエアに対する設計思想もこれらのソフトが発表されたときに比べれば格段に進歩している今、その能力を使うソフトウエアが出てきてもよいのではなかろうか。

日本でもAdventureプロジェクトなるものが存在し、フリーでかなりいいものができつつあるが、私はまだ学術的な匂いがとりきれていないように見える。

まだいいたいことはあるが、今日はここまで。

« 2005年9月 | トップページ | 2006年2月 »

2015年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

最近のトラックバック

ウェブページ