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2005年9月

2005年9月 4日 (日)

CAE技術者は生き残れるか!?(8)


前回、CAEソフトが進歩すれば受託業務の解析技術者の立場が厳しくなると書いた。

これは、設計者が自ら解析を行う場合が増えるということもあるが、実際はオペレータ的な作業者を派遣等で雇い、低コストで解析を行うようになってしまうとした方が現実的かもしれない。

(現状の解析ソフトはまだオペレーションが難しいので、現在の解析ソフトのオペレータはかなりの技能者(ある意味職人)といえる。トレーニングを少し受けただけで作業ができるようになる上記のオペレータ的作業者とは違う)

そうなると、解析技術者はオペレータ的業務と同じことを行っていても意味がない。

よって、解析のノウハウの構築や使用しやすいシステムの構築を考えて行かなくてはならない。

つまり、解析結果から設計に有用な情報を取り出す仕組みを作るということである。

これは、どのように解析の計画を立てるか、また大量の結果をどう整理するかということになると思う。

また、それをシステム化し自動的に設計パラメータが出てくるところまで行いたいものである。

解析技術者の仕事を確保するために、故意にシステム化しない、という考えがあるかもしれないが、同業界のどこかがシステム化してしまえば競争に負けてしまうであろう。

そうなると自分の仕事をなくすために仕事しているということになりそうだが、シミュレーションのネタは尽きることはないので、次々新しいものへチャレンジして行けば、仕事がなくなることはないと思う。

ただし、解析技術屋はシミュレーションのみに没頭し手しまうことが多いので、設計開発の問題解決ということを忘れがちである。

設計開発者と二人三脚で進めるのがベストであり、そのために設計開発部門の近くに解析部門はあるべきである。

しかし、このごろは解析部門をいわいる情報部門と一緒にを分社化するなど、設計開発部門と切り離すケースが多く見受けられる。これについてはまた別の機会に述べたい。

ところで、CAEソフトベンダーは設計者向けの解析ツールとして、オペレーションをなるべく簡略化したソフトを出してきている。

それらは以前よりはだいぶ使いやすくなってきた。

しかし、CAEの裾野を広げるにはもう一歩である。

また、少し深い解析をしようとするとそれらでは対応できなくなったり、オペレーションが難しくなったりする。

また、スタンダードな解析ソフトの操作性も、やはり専門のオペレータが必要なレベルである。

次回はソフトとソフトベンダーについて考えてみたい。

CAE技術者は生き残れるか!?(7)

夏休みで間があいてしまったが、今日から再開

前回、受託解析業務中心でCAE技術者が生き残れるかどうかという話になった。

現状は生き残れそうである。

理由は、
1.解析業務の数は増えている
2.解析技術者は不足している
3.設計者が行うほど解析ソフトは簡単になっていない
ということであろうか。

これらの問題はすぐ解決しそうにない。

しかし、3の問題が解決されれば、実質解析できる技術者が増えるので、1,2も解決できそうである。

私は、目に見えないようではあるが少しずつ解決する方向へは向かっていると思う。

また、解決するときは突然ものすごいスピードで解決されるものと思う。

例えば、有限要素法ソフトは少し前までWINDOWS-PCではパワーが足りない、UNIXでないといけないと言われてきた。

しかし、最近では大規模計算にならない限りは、WINDOWS-PCの方が速さ、コストの面で有利なことは明らかになってきた。

また、まだ一般的とは言えないが、PC-クラスタを組めば、大規模計算も可能になりつつある。

このようにコンピュータ関連の進歩のスピードは非常に速い。

何年か前に、「チーズはどこへ消えた」という本がはやったが、あっという間に自分の持っている技術が役に立たなくなってもおかしくはないのである。

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