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2005年7月

2005年7月26日 (火)

CAE技術者は生き残れるか!?(4)


以前、設計開発者はCAEを初期設計の段階で適用するのがよいというようなことを書いた。

これは、10年くらい前、つまり前回書いたPCの普及期からよく言われている話である。

ソフトベンダーが設計上流でのCAE適用というテーマのセミナーがあったり、何年か前に豊田中央研究所がFOA(First Order Anslysis)という概念を発表したりしていて、そちらの方が私の話より整理されて発表されている。

問題は、それがよいとわかっているのになぜできないかということである。

この原因について、以下考えてみる。


1)設計開発者にやる気がない

設計開発者というのは忙しい。

設計案を立て、それを自ら検証するために、評価方法の検討や、材料の手配等から、上司の説得まで、多岐多様の仕事がある。

その中でシミュレーションに時間がとれるのか、というと正直難しい。

それでも価値があるのであれば、やらなければならない、ということであるが、実際よほどのきっかけがないと難しいというのは理解できる。


2)ソフトウエアが難しい

確かに難しいのであるが、以前よりはかなりよくはなってきており、「気合い」があれば乗り越えられるレベルではないかと私は思う。

(ソフトウエアの問題点については今後の機会に書きたいと思う)


3)解析技術者に「難しいからやめた方がよい」と暗示されている。

この例、実は多いのではないかと私は思う。

3)の詳細は次回。

2005年7月16日 (土)

CAE技術者は生き残れるか!?(3)

2年前から、日本機械学会で計算力学技術者認定試験が行われている。

以前は、CAEは専門家でないとなかなか触れないものであった。

そして、10年くらい前、ちょうどWindows95が発売になり、コンピュータが急激にオフィスに浸透した時位から、設計者向けCAEというものが出だした。

ハードウエアつまりPCの低価格化、高速化が急激に進み、CADをはじめとした技術者の業務に関しても、コンピュータ化が進み、1人に1台以上のコンピュータが当たり前となった。

また、バブル崩壊でメーカーの開発競争も激しくなり、ITにより業務改革が叫ばれ、それに乗じてCAEの利用も増えて行った。

当然、CAE技術者の数も増えて行ったが、工数がかかるのはモデル作成なCAEソフトを操作する業務であり、その業務を中心として行うオペレータが増えてきた。

私は認定試験を受けたこともあるわけではなく、また事情もよく知らないのであるが、CAE技術者や解析技術者という呼び名だけでは、従来のCAEの専門家の様に理論、応用に詳しい方と、ソフトのオペレータ的業務を行っている方との区別がつかなくなってしまい、それでは何かと不具合があるので、認定制度を作った、と見えなくもない。

認定制度とか資格というものは、勉強することへのモチベーションになるので、オペレータ的業務の方々が勉強されて、認定をとることは非常によいことだと思う。

ただし、資格がない、理論はよくわからない、といって、先がないかと言うとそういうことがない。

ソフトウエアのオペレーターも極めれば貴重な人材となる。

メッシュ切りは芸術、という方もいるくらい集中力と技能がいる作業である。

私の経験上、見た目奇麗なメッシュは解析精度も良い。

今までもかいてきたが、メッシュによって解析精度がかわるので、奇麗なメッシュが切れる人材は非常に貴重である。

このような業務は女性の方が多く活躍されているが、自動車関連の解析受託会社では結婚しても退社されないよう、引き止めに四苦八苦していると言う話も聞いたことがある。



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