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2005年6月

2005年6月19日 (日)

CAE技術者は生き残れるか!?(2)

CAE技術者の何を売っているのか。

ソフトベンダーのサポート業務を除くと、たいていのCAE技術者はシミュレーションの結果を報告するということで、一つの業務を終わると完了することが多い。

その報告の内容は、シミュレーションの結果とそこからの設計提案、開発提案であると思う。

そして、その報告でどこまで設計開発に踏み込めるかで、CAEの価値が決まる。

と言えるどうか、という話は次回以降したい。

今日は短めに。

2005年6月14日 (火)

CAE技術者は生き残れるか!?(1)


設計開発者が使うCAEについては、まだまだ言いたいこともあるが、一旦ここまでとして
次に解析技術者はどうあるべきかを考えて行きたいと思う。

私がここでいうCAE技術者を定義するため、CAEに関する技術者を以下のように分けてみたい。

1.プログラマー:CAEソフトウエアのプログラミングをする方たち。プログラミングは得意だが、機械設計にはあまり通じない方が多い。

2.CAE技術者:シミュレーションを実行することを生業としている人々。企業の解析部門所属の方や、受託解析業者、ソフトベンダーのアプリケーションエンジニアやサポートエンジニアがここに含まれる。

3.CAEユーザー:シミュレーションは行うが、メインの業務ではない方々。設計開発者はもちろん、研究者、実験屋さん等がここに含まれるであろう。
(CAEユーザーという言い方が適切かどうかはわからないが)

もちろん、プログラムするし、CAEソフトも使用するが、メイン業務は設計開発という方もいらっしゃるので、きっちり分けられる訳ではない。

ただ、上記のように分けると、プログラマーはソフトを作っている、CAEユーザーは基本的に製品を作っているが、CAE技術者はエンジニアでありながら”もの”を作っていない、というおもしろい特徴がある。

(細かく議論すれば、無体物であるソフトウエアをものとするのであれば、解析モデルを”もの”として取り扱えないこともない。(実際受託して作らせれば商取引に対象になる)しかし、それはCAE本来のアウトプットではないと私は考えているので、ここでは除外したい)

”もの”を作ってないので、CAE技術者は何を売っているのか、サービスを売っているのだろうか、サービスを売っているとしてそれで良いのであろうか、またそれで技術者として生き残れるのであろうか、等々を次回から考えて行きたいと思う。

2005年6月13日 (月)

設計開発者は...(6)

話が総論、各論ごちゃ混ぜになってしまったので、もう少し一般的に言われていることを考えてみたい。

私が見た限りでは、世間でのCAEへの見方は以下の3つのパターンに分けられる。

一つ目は、CAEは敷居が高いし、難しそうだし、よくわからないと言われる方。
技術者の方はこういわれる方が多い。

私も全技術者にCAEを勧めようとしている訳ではないし、すべての場合についてCAEが役立つとも思っていない。

ただ、抱えている課題の解決や、改善につながるアイデアがあるのであれば、積極的に試す価値はあると思う。

敷居が高いというのは、CAEを使って行おうとする目標が高すぎるため、いろいろな障害が目に見えてしまうからだと思う。

たとえば、これまで書いてきたような、まずは相対的な評価を行う、というところを目標にすれば、敷居はかなり下がるはずである。


2つ目はCAEは、CAEは使えない、当てにならない、といっている方々である。

この方々は、以前少しでもCAEにかかわった方々であると思われ、そのときに見た結果は、実現象とまったく異なる計算結果を見てしまった、もしくはそういう話を人から聞いたのでないかと予測される。

前にも書いたとおり、実際の現象とCAEの結果は合わないことのほうが多い。

しかし、この合わない結果の中から、設計開発に必要な情報を取り出したり、合わないながらも調整しながらシミュレーションを行い、データを蓄積していくことにより、精度を向上させていくことに価値があるのである。

CAEに限ったことではないが、設計開発に関係するソフトを導入しただけで、即効率が上がるかというと、そういうことは決してない。

まず、どのように使うかというところをできるだけ議論しつめて、ソフトを導入し、そして使い込んでいかないとうまくいかないであろう。

もし、ソフト導入のみで効率が上がるのであれば、世界中の皆が導入するので、メーカーとしてそこでは差をつけられないであろう。

ソフトを導入して、各社でノウハウを確立し、使い込むことにより、ライバル会社と差がつけられるのである。

使えるか、使えないかではなく、どうすれば使えるようになるかを考えなくてはいけないと思う。


3つ目は、CAEは設計開発に役に立つと考えている方である。

これは2つに分けられ、本当に役立つことを理解している場合と、理解していないがCAEが出すグラフィカルな絵に騙されている場合がある。

前者の場合は問題がない。

後者の場合は、特にCAE経験がないお偉いさん(部長以上?)にたまに見受けられるのだが、上のほうが騙されていても、現場レベルでキチンと機能していれば、問題はないはずで、実際そういうことが多いので、結果的に問題ないようである。

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